のどの痛みは、上気道炎で最も多くみられる症状です。当院では、咽頭・喉頭の所見をモニターで一緒に確認しながら診断いたします。
のどの診療案内
Throat
のどの診療案内
Throat
のどの痛みは、上気道炎で最も多くみられる症状です。当院では、咽頭・喉頭の所見をモニターで一緒に確認しながら診断いたします。
のどは誤嚥を起こさないように、とても敏感にできています。そのため軽微な炎症でも、のどがつまった感じ、なにかが張り付いている感じが起きやすいです。
症状が長引く場合や、飲酒、喫煙をされる方は、ファイバースコープ検査をお勧めします。
声帯に炎症を起こすと声がかすれます。声を酷使する職業の方には、声帯ポリープなどができやすいです。喫煙も声帯に悪影響を及ぼします。長引く声がれ、強い声がれ、のみ込みの悪さを伴う声がれは、喉頭癌、甲状腺癌、食道癌、肺癌、大動脈瘤などの可能性もありますので精査が必要です。
いびきは一般的な症状で、老若男女問わず多くの人がいびきをかきます。1歳-8歳の小児で約1割、成人男性は約5割、成人女性の約3割で習慣的ないびきがみられます。
日常的にいびきをかいて、眠りが浅い、昼間の眠気が強い、朝の頭痛・のどの痛みなどの症状を伴う場合は、睡眠時無呼吸症の検査をお勧めします。
多くはウイルス感染症(いわゆる風邪)なので、抗菌薬は不要です。しかし、高熱、いままで経験したことが無いような痛み、食事困難、唾も飲めない、呼吸が苦しいなどの症状を伴う場合は、急性扁桃炎、扁桃周囲膿瘍、急性喉頭蓋炎など重症細菌感染症の可能性があります。
扁桃の感染症です。多くは溶連菌感染症で、強い咽頭痛、高熱を伴います。抗菌薬での治療が必要です。進展すると扁桃の裏に膿瘍(膿だまり)を形成し、切開排膿が必要となることもあります。
青年・若年成人が、ウイルス性の扁桃炎(伝染性単核球症)を発症することもあります。溶連菌感染症とは治療が異なるので注意が必要です。
声帯を酷使すると声帯ポリープや声帯結節ができます。教師・講師、保育士、歌手などで発声法がよろしくない人、喫煙者に好発します。ポリープ様声帯は、両側声帯が浮腫状のポリープに変性したものです。ヘビースモーカーの方がなり易い病気で、声が低くなるのが特徴です。
声帯を動かす神経の麻痺です。ある日突然声がスカスカになり出なくなります。脳神経の病気、甲状腺癌、食道癌、肺癌、縦隔腫瘍、大動脈疾患、咽頭癌、喉頭癌など重篤な疾患が原因であることも多いので注意が必要です。
飲酒、喫煙は咽頭癌・喉頭癌のリスクファクターです。たばこを吸う男性は、口腔・咽頭癌の発生リスクが2.4倍です。特に下咽頭癌では13倍になりますhttp://www.jibika.or.jp/owned/healthy-aging/no-smoking.php(外部サイト)。咽頭癌・喉頭癌は、初期症状が少なく、のどの違和感、声がれなど、軽微な症状のことが多いです。がん検診も行われていないため、進行癌で発見されることが多いです。少しでも気になる症状があったら受診しましょう。